株で大損失!ブログで投資初心者の僕が失敗した話をぶっちゃけます【実話】
「投資始めたいけど失敗したくないな。初心者が失敗しない方法教えてくれないかな。ついでにおすすめの投資方法とかしりたい。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
こんにちは、カズです。
この記事では投資初心者だった僕が株で失敗した話とそこから得た教訓を伝えます。
「こうやったら失敗するんだ」と知ることで同じ失敗を避け成功することが出来ます。
失敗から学んだおすすめの投資方法もありますので是非ご覧ください。
追記 : 2020年6月15日
コロナショックでまた爆損しました。
詳しくは空売りの方が簡単?それはまちがいです【230万損した話】【悲しい】で解説しています。
投資初心者だった僕が株で失敗した話
僕は最初の株取引で大失敗しました。
入社2年目の若かりし頃、含み損は100万円を超え、もはや手がつけられない状態でした。
それをお話しするには「口座開設したきっかけ」を話す必要があります。
すぐ終わるので少しだけお付き合いください。
口座開設したきっかけ
2011年3月11日に起きた東日本大震災がきっかけでした。
少し当時のことを振り返ります。
3月11日(金)
2011年3月11日(金)午後2時46分、突然の天災が日本を襲いました。
地震の規模はマグニチュード9.0。最大震度7。日本の観測史上最大規模でした。
震度7が記録されたのは史上3回目だけです。
- 1995年 阪神・淡路大震災
- 2004年 新潟県中越地震
- 2011年 東日本大震災
発表直後から10分あまりで100円以上下げ幅が拡大。
幸いにも午後3時に株の取引が終了したため、前日比179円安の1万254円で取引を終えることが出来ました。
3月14日(月)
取引開始直後から売り注文が殺到。終値は前週末比633円安の9,620円と1万円の大台を割り込みました。
そして歴史に残る悪魔の日がやってきます。
3月15日(火)
福島原発事故による放射線量の異常な上昇をニュースで報道
このニュースが報道されて投資家のパニック売りが殺到。
歴史上過去3番目の下落率
東証1部上場銘柄の97%が値下がりし、終値は1015円安の8605円。
下落率(10.55%)は1987年のブラックマンデー(暗黒の月曜日)、2008年のリーマン・ショック後に次ぐ過去3番目です。
地震発生後3日間の日経平均株価
始値 | 終値 | 下落幅 | 下落率 | ||
3月11日(金) | 1万433円 | 1万254円 | -179円 | -1.72% | 東日本大震災発生 |
3月14日(月) | 1万254円 | 9,620円 | -633円 | -6.18% | |
3月15日(火) | 9,620円 | 8,605円 | -1.015円 | -10.55% | 過去3番目の下落率 |
僕は連日のバッドニュースを見て、不謹慎ですがチャンスだと思いました。
そこで、口座を開設して株の取引をすることになったのです。
関西電力の株を購入 – その後どうなった?
僕は初めての購入した株は「関西電力」の株でした。
選んだ理由としては以下のとおり。
関西電力を選んだ理由
- 一部上場のインフラ企業で安定感がある:
[安心]
- 関西電力に不祥事や放射能問題は発生していない:
[問題なし]
- 株価は過去数年の間で最安値になっている:
[お買い得]
- 企業価値は変わっていないのに株価だけが下落している:
[狙い目]
つまり、こう考えたわけです。
東京電力に巻き込まれて一時的に株価下がっているけど、絶対また上がるからチャンスや!
そして4月に関西電力の株を100株だけ買いました。
本当はもっと買えたのですが、投資は初めてだったので最少購入株数である100株にしておきました。
当時の株価が1,815円だったので100株で18万1,500円で購入したことになります。
その後どうなったか?
大暴落です。
僕が株を買った時の株価が1,815円でしたが、その後半年後の9月には527円をつけています。
なんと3分の1以下の価格になってしまったのです。
この時はマジでへこみました( т৹т )
暴落した時に投資家が取れる方法は以下の3つです。
暴落時の対応
- ①持っている株を売る:ロスカット:
[損切り]
- ②さらに株を買い増して平均購入単価を下げる:
[ナンピン]
- ③諦めて株が上がるまで放置する:
[塩漬け]
株価が1,815円から527円に向かう過程で僕が取ったのは②のナンピン
して平均購入単価を下げる方法でした。
ナンピンのメリット
平均購入単価を下げることが可能。
ナンピンの例を示します。
日付 | 株価 | 購入株数 | 累計購入株数 | 平均取得単価 |
1月1日 | 1,500円 | 100株 | 100株 | 1,500円 |
1月10日 | 1,000円 | 100株 | 200株 | 1,250円 |
1月20日 | 500円 | 100株 | 300株 | 1,000円 |
このように平均購入単価を下げて損益分岐点を極力低くしたかったのです。
ですがさらに下落し続けると想定していなかった僕のナンピン戦法は完全に裏目に出ます。
購入し続けて膨れ上がった株がさらに下落して、マイナスが拡大!
それはまさに損失という雪だるまが大きくなりながら坂を転げ落ちるようでした…
ナンピンのデメリット
株価が下落すれば損失が雪だるまのように膨れ上がる
気がつけば100万円を超える含み損を抱え、投入資金が大きくなりすぎてナンピンの効果も薄まってしまいました。
なかば諦めもありましたが、いつかは元の株価に回復すると信じそれまで待つことにしました。
結果的には株価が回復し、2017年11月に株を売却します。
これだけみると「損してるじゃん」と思うかもしれませんが、先程お伝えしたようにナンピンを繰り返してかなり平均購入単価を下げていたので、最終的な収支はプラスで取引を終えることが出来ました。
僕はこの経験から多くのことを学びました。
それをあなたに伝えます。
失敗から学んだこと【有益です】
落ちていくナイフを掴むな
投資の世界で有名すぎる相場格言です。
『急落時の投資は落ちてくるナイフをつかむようなもの。
どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったのを確認してから投資すべき。』
まさに今回の例ですね。
落ちてくるナイフを掴んで大けがしました笑
ナンピンは地獄への入り口
暴落時のナンピンは地獄への入り口です。
ナンピンにはキリがありません。
とはいえ効果的な手法なので事前に計画を立てるべきです。
事前に計画を立てる例
- まずは100株購入
- 下落地点Aまで下がったら100株追加購入してナンピン
- さらに下落地点Bまで下がったら100株追加購入してナンピン
- さらに下落地点Cまで下がったら【損切り】or【塩漬け】or 【ナンピン】
絶対上がるはずと信じるのではなく下がった時のことを事前に想定することが大事です。
と行動計画を立てることで狼狽することがなくなります。
ダメな例を紹介します。
計画を立てない例
- まずは100株購入
- 下落地点Aまで下がった。100株追加購入してナンピン
- もっと下がって下落地点Bになっちゃった。100株追加購入してナンピン
- もっと下がって下落地点Cになっちゃった。100株追加購入してナンピン
- もっと下がって下落地点Dになっちゃった。100株追加購入してナンピン
- 投入資金尽きた…【損切り】or【塩漬け】どっちにしよう…
このように無計画にナンピンし続けるといつか資金不足になり八方ふさがりです。
精神的にも良くないので計画は立てましょう!
余力資金の現物取引でやる重要性
今回の取引は余力資金による現物取引です。
心の中で『高い勉強料だったけど仕方ないな』と諦めて放置しました。
2011年に株を購入し始めて売ったのが2017年です。
これが出来たのは「余力資金の現物取引」だったから。
もし生活に影響するほどの金額だったり信用取引だったら『損しても強制的に売らないといけない状態』でした。
含み損は確定しない限り損失ではない
この発想は賛否両論あると思います。
たしかにそのとおりだと思います。
でも「利小損大」という言葉があります。
利小損大
勝ったときの利益は小さく、負けたときの損失が大きいこと
人は含み益が出たときは「まだ上がるはず!」と思ってなかなか売ることができません。
一方で、含み損が出たときは「つらい。早くこの気持ちから解放されたい」という心理から損切りしてしまいがちです。
でもそれだと損ばかりが積み上がってやがて大きな損失に繋がってしまいます。
忍耐力が大事です。
余談ですが、今は投資家として大成功している与沢翼さんが仮想取引について以下のように発言しています。
与沢式
1、相場が下がっている時法定通貨をまず入れておくこと。btcにする。
2、相場が上がったら法定通貨のinは止める。
3、流動性が高い時は仮想通貨間の相関に注目し、本玉の枚数を増やし続ける。
4、私に損切りはないのでこれまで無敗100%勝ってきた。現物でやるからショートもない。
以上 pic.twitter.com/OJCL34TmFc— tsubasa_yozawa (@tsubasa_yozawa) April 21, 2018
私に損切りはないのでこれまで無敗100%勝ってきた。現物でやるからショートもない。
ものすごい忍耐力です笑
見習いたいですね。
自分を疑え!そして信じろ!
相場が自分と思っていた方向と逆に動いたときは自分を疑うこと。
そして現在起きている状況と照らし合わせて状況分析するんです。
当初描いた自分のシナリオと現在の状況を冷静に分析します。
僕の描いたシナリオはこれでした。
関西電力を選んだ理由
- 一部上場のインフラ企業で安定感がある:
[安心]
- 関西電力に不祥事や放射能問題は発生していない:
[問題なし]
- 株価は過去数年の間で最安値になっている:
[お買い得]
- 企業価値は変わっていないのに株価だけが下落している:
[狙い目]
この前提が間違っていたなら【売る】という選択はあったでしょう。
僕は下落する度にこの判断が間違っていたかを心の中で繰り返し問いかけました。
そう信じたからこそ、どれだけ下がっても株を保有し続け結果的に利益を出すことができたのです。
最終的な判断を下すのはいつだって自分です。
「誰かが言ったからそうする」のではなく、その意見も参考にしながら自分で判断を下すのが重要です。
じゃないと失敗した時に誰かの責任にしたくなります。
僕は一度大きな失敗をしたけど、とてもいい勉強になりました。
これを読んでいるあなたは「こんな失敗したバカなやつがいたな」と思いだして失敗せずに成功してほしいです。
投資初心者だった僕を反面教師にして成功を掴んでください^^
おまけ – 失敗から学んだおすすめの投資方法
「失敗はわかったんけど結局何すればいいの?」って方がいると思います。
僕がおすすめする投資方法は「アメリカのS&P500」のような市場平均に連動するインデックスファンドにドルコスト平均法で毎月積み立てて投資するのがベストだと確信しています。
興味があれば【超初心者向け】インデックス投資とは?【わかりやすく解説】も読んでみてくださいね♪
【超初心者向け】インデックス投資とは?【わかりやすく解説】
インデックス投資とは? 株をまったく知らない方にもわかるよう分かりやすく解説します。 この記事ではおすすめのファンドや購入方法についても紹介します。