ネット証券おすすめランキング【比較&口コミ(レビュー)もセットで紹介】

株式投資

ネット証券に興味がある人「ネット証券はどこがおすすめなの?違いや口コミについても知りたいなぁ。」

こういった疑問に答えます。

ランキング形式でおすすめのポイントや違いについてわかりやすく解説しました。

※この記事の内容は2020年5月4日時点での情報です。

ではさっそく始めます。

第1位 SBI証券

SBI

数あるネット証券のなかで、不動の一番人気は『SBI証券』です。

SBI証券の口座開設数は500万口座(2020年2月末時点)を超え、国内のネット証券でNo.1です。

人気の理由をまとめます。

SBI証券の特徴

  • 1日50万円まで取引手数料が無料
  • 顧客満足度が高く初心者でも安心
  • 豊富なラインナップで取扱商品・銘柄が業界No.1
  • IPO取扱銘柄数No.1

順に深堀りします。

1日50万円まで取引手数料が無料

1日の取引金額50万円までなら取引手数料は0円です。

1注文の取引金額に応じて手数料が決まる「スタンダードプラン」と1日定額プランの「アクティブプラン」がありまして、それぞれの手数料は以下のようになっています。

国内現物取引手数料

取引合計額 ~10万円 ~20万円 ~50万円 ~100万円
スタンダードプラン 99円 115円 275円 535円
アクティブプラン 0円 0円 0円 838円

アクティブプランであれば少額から取引を始めたい、という初心者の方にもおすすめです。

顧客満足度が高く初心者でも安心

SBI証券は顧客満足度が高く、数々の賞を受賞しています。

受賞の例

  • 「オリコン顧客満足度ランキング」で5年連続13度目の1位
  • みんなの株式 2019年ネット証券年間ランキングで6年連続総合1位
  • 「問合せ窓口格付け」「Webサポート格付け」2018年度で三つ星を獲得

株式投資が初めてだったので、スマホからの設定方法や入金、その他分からない事が何度かあり電話で質問したが、そのたびに丁寧に説明してくれた。(50代/男性)

株取引ってどんな物かと少し不安もありましたが、なにしろ電話の対応が素晴らしく、丁寧で、初心者の私には有り難いです。色々なサービスがあり、やはり手数料が安いのは魅力です。PC画面的にも見やすいのは初老の私には満足です。(50代/男性)

「問合せ窓口格付け」「Webサポート格付け」で三つ星を獲得してるし、お問い合わせには丁寧に対応してくれるみたいですね。

株取引って面白そうだけど、ちょっと不安・・・

そう思われた人は初心者に優しいSBI証券はアリだと思います。

豊富なラインナップで取扱商品・銘柄が業界No.1

SBI証券の強みのひとつは世界各国の外国株式の取扱いが豊富という点です。

ぶっちゃけ、日本の会社の株であればどこの証券口座持ってても大抵取引できるんですが、海外となると話は別です。

アメリカ、中国、韓国、タイ、ロシア、ベトナム、シンガポールなど色んな国の取引が可能です。

ここの国の株買いたいのに取引できない!そんな悩みを解決してくれるのがSBI証券です。

IPO取扱銘柄数No.1

IPO(新規公開)

今まで上場していなかった会社が株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること

投資家は新規上場するときに配られる“株を買う権利”を抽選で手に入れ、上場日のはじめに付く株価(初値〔はつね〕)で株を売ることで大きな利益を出すことができます。
※売りたくない人はずっと持っていてもいい。

当たればほぼ勝てる

驚くべきことに「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」、この作業をするだけで勝率80%~90%は勝てます。

とっても人気なので、抽選形式となります。

さらに、「今回のIPO株は○○証券から販売します」というようなことがありまして、すべての証券会社で抽選に参加できるわけではありません。

SBI証券はそのIPO取扱銘柄数No.1なので、少なくとも抽選に参加できる確率は高くなります。

IPO

とはいえ、なかなか当たらないです。

宝くじみたいなものですからね、簡単には当たらない。

でも抽選に外れると「IPOチャレンジポイント」が溜まっていき、ポイントが高い人ほど当たりやすいシステムになっています。

というわけで、SBI証券の人気に理由のまとめです。

人気の理由

  • 取引手数料がネット証券最安クラス水準
  • 顧客満足度が高く初心者でも安心
  • 豊富なラインナップで取扱商品・銘柄が業界No.1
  • IPO取扱銘柄数No.1

» 無料:SBI証券で口座開設をする

つづいて、第2位です。

第2位 楽天証券

楽天証券

楽天証券の特徴

  • 1日50万円まで取引手数料が無料
  • 口座開設数はSBI証券に劣るが、近年の増加スピードは楽天証券が圧倒的に支持
  • 楽天会員なら手続きが早く楽天ポイントも溜まって便利
  • 楽天銀行と楽天証券の自動入出金(マネーブリッジ)が便利

1日50万円まで取引手数料が無料

1日の取引金額50万円までなら取引手数料は0円です。

SBI証券と楽天証券はシェア1位獲得を目指して競い合っている状態でして、手数料はかなり安いです。だからSBI証券と同じような料金プランになっています。

1注文の取引金額に応じて手数料が決まる「超割コース」と1日定額プランの「いちにち定額コース」がありまして、それぞれの手数料は以下のようになっています。

国内現物取引手数料

取引合計額 ~10万円 ~20万円 ~50万円 ~100万円
超割コース 99円 115円 275円 535円
いちにち定額コース 0円 0円 0円 943円

口座開設数はSBI証券に劣るが、増加スピードは楽天証券の方が加速

トータルの口座開設数はSBI証券がNo.1ですが、最近は天証券が圧倒的に支持されています。

以下は主要ネット証券の口座数推移です。
口座開設

2020年2月末時点で、証券総合口座数はSBI証券は累計500万口座、楽天証券は400万口座に達しました。

ここで注目したいのが、口座開設の増加スピードです。

口座数の推移

ご覧のように楽天証券はSBI証券の2倍のペースで口座数を伸ばしています。

理由は次にお話しする「楽天経済圏の囲い込み戦略」です。

楽天会員なら手続きが早く楽天ポイントも溜まって便利

楽天証券は、楽天スーパーポイントを使った投資信託、日本株式の購入など、楽天経済圏を生かした施策を次々と実施しています。

楽天グループのポイント倍率アップ制度として「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」があります。これをうまく活用することで、楽天市場でのお買い物でのポイント付与最大16倍になります。

以下が、ポイント付与対象の一覧の抜粋です。
楽天ポイント

ぶっちゃけ、16倍は不可能ですが、7倍~8倍くらいは誰でも達成できると思います。

以下に参考動画を載せておきます。

動画作成時のポイント倍率と現在のポイント倍率は異なっているので、最新情報は「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」で確認できます。

口コミの紹介です。

取引時に楽天ポイントが貯まるので、数か月も使っていると案外色々ポイントで買えます。その点は他の会社には無い大きな魅力だと思います。スマホ用のアプリが有るのも個人的には助かっています。出先の空いた時間を有効活用出来るので利点だと思います。(40代/男性)

楽天銀行と楽天証券の自動入出金(マネーブリッジ)が便利

マネーブリッジの機能をまとめます。

証券口座への入金の手間を自動化

どこの証券会社でもそうなんですが、株を取引しようと思ったら証券会社の口座が必要です。楽天だったら「楽天証券の口座」ですね。

それで、まずどこかの銀行口座(みずほ銀行とかゆうちょ銀行)から楽天証券にお金を入金する必要があります。
ネットバンキングを申し込んでいた場合はそれほど面倒ではないんですが、そうじゃない場合は結構めんどくさいです。

このマネーブリッジは楽天銀行の口座と楽天証券口座が1つの口座として管理されるようなイメージでして、楽天銀行に残高があれば、そのまま楽天証券で株の取引が出来ます。

自動で楽天銀行口座に資金移動!優遇金利でお預り

楽天証券口座にある資金を、毎営業日夜間に「自動出金(スイープ)」で楽天銀行へ移動させることで、普通預金金利5倍が適用されます。

こちらも参考動画を載せておきます。

僕もこの機能使っていますが、個人的にかなりおすすめです。

最後に口コミの紹介をします。

楽天の他のサービスとの連携で優遇措置が受けられるのがよい。銀行なら金利アップ、楽天ポイントもたまる。銀行から証券口座に入出金の手間が省けるのも便利。手数料も安いと思う。アプリでスマホから取引可能なのも魅力。(30代/女性)

と、ここまでがネット証券の主要会社であるSBI証券と楽天証券の紹介です。

ぶっちゃけ、初心者はこの2つのうちのどちらか、もしくは両方を口座開設しておけばいいと思います。

第3位 松井証券

松井証券
松井証券の特徴をまとめます。

ひと言で、松井証券の魅力を語るとすれば、「シンプル」という言葉に集約されていると思います。

松井証券の特徴

  • 1日50万円まで取引手数料が無料
  • 50歳以上の割合は4割超。シニアライフの強い味方
  • 安心と信頼の実績(100年続く歴史ある会社)

1日の取引金額50万円までなら取引手数料は0円です。

ここは上記2つと違い1日定額プランのだけです。
50万円までは無料。100万円までなら、1,000円、200万円までなら、2,000円。

つまり、100万円増えるごとに1,000円増えるってこと

うん、「シンプル」でわかりやすい。

国内現物取引手数料

取引合計額 ~50万円 ~100万円 ~200万円 ~300万円
一日定額プラン 0円 1,000円 2,000円 3,000円

50歳以上の割合は4割超。シニアライフの強い味方

松井証券の50歳以上の割合は4割超です。これは若年層に比べインターネットの普及率が低いと言われる50歳以上の人人に強く支持されている証拠です。

松井証券が支持されている理由

  • 文字が大きい。読みやすい。
  • 自己資本規制比率が高く経営が安定していて安心感がある。
  • メッセージ性が強く、どんな会社かつかみやすい。

ここも「シンプル」ですね。

ちなみに「株主優待」で有名な桐谷さんもイチオシの証券会社です。

安心と信頼の実績(100年続く歴史ある会社)

松井証券は1918年に創業した歴史ある証券会社です。

これだけの歴史がある場合、顧客を無視した会社は淘汰されて100%潰れます。

それでも生き残っているのは、『顧客中心主義』を企業理念に掲げ、愚直にそれを実践し続けているからだと思います。

口だけでは何とでも言えますが、いざ実践するのは本当に大変なことです。

第4位 マネックス証券

マネックス証券

人気の理由をまとめます。

マネックス証券の特徴

  • 取引手数料は高い
  • 少額投資家でもIPOの当選確率が高い

取引手数料は高い

ぶっちゃけ、マネックス証券の手数料は高いです。

1注文の取引金額に応じて手数料が決まる「取引毎手数料コース」と1日定額プランの「一日定額手数料コース」がありまして、それぞれの手数料は以下のようになっています。

国内現物取引手数料

取引合計額 ~10万円 ~20万円 ~30万円 ~40万円
超割コース 100円 180円 250円 350円
いちにち定額コース 2,500円 2,500円 2,500円 2,500円

※いちにち定額コースの例は1日の取引金額の合計が300万円までの場合

ですが、マネックス証券で口座開設する最大のメリットは次の理由です。

少額投資家でもIPOの当選確率が高い

繰り返しになりますが、IPO(新規公開)のおさらいです。

IPO(新規公開)

今まで上場していなかった会社が株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること

当たればほぼ勝てる

驚くべきことに「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」、この作業をするだけで勝率80%~90%は勝てます。

とっても人気なので、購入できるかどうかは抽選形式。

とはいえ、ぶっちゃけ全然当たらない。

なぜ当たらないか? それは金の暴力に負けるから

一般の証券会社のIPO制度は申込数量に比例して当選確率が上がる方式を採用しています。

申込するには事前に購買できるだけの資金が必要です。

なので、一般の投資家はそんなにたくさんの申し込みが出来ないので、当選確率が下がります。

かず(金)の暴力に負けるってやつです!

いわば金持ちに有利な制度ってことです。

一方、マネックス証券は、申込数量に関わらず1口座1抽選権の「完全平等抽選方式」を採用しているため、少額投資家でも当選しやすいです。

おまけに、SBI証券と違って口座開設数が少ないので、競合相手が少なく抽選に当たる確率は高いと言えます。

圧倒的に穴場ですね。

なので、僕の使い方としてはIPO専用の証券口座となっています。

以上、4つの証券口座をランキング形式でご紹介しました。

どこも口座開設するのは無料なので、気になる証券口座があれば開設してみてはどうですか?

最後までご覧いただきありがとうございました。