貯金もリスクに!時代に合わせた賢い資産形成【初心者向け】
貯金してる人「資産運用とか怖いし、貯金してるけど合っているのかな?貯金のメリットとデメリットを知りたいな」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 1年後の1,000円は今日いくらの価値になるか?
- インフレ・デフレ時の資産形成術
現在の僕は副業で株を9年ほどやっていて、これまでに200万円以上稼いでいます。
金融関係の本をたくさん読んで勉強しました。
この記事を読んでいただければ、お金の知識が身につくのでお役に立ちます。
1年後の1,000円は今日いくらの価値になるか?
1年後の1,000円は今日いくらの価値になるか考えたことがありますか?
1年後の1,000円は現在の1,000円と同価値ではありません。
物価の上昇や下降によって、お金の価値は相対的に変わります。
例えば、いま1個1,000円で買えるリンゴがあったとします。
一年後、物価が2%上がったとすると、1,000円ではリンゴは買えません。
一年後のリンゴの値段は
元々のリンゴの値段(1,000円) × 物価上昇率(2%) = 1,020円
となります。
これがインフレです。
もし物価が上昇した場合、今の紙幣価値は下がることになります。
逆の言い方をしますね。
未来から見て、1年前の1,000円の価値は
1年後の1,000円の値段(1,000円) × 物価上昇率(-2%) = 980円
となります。
つまり、2%の物価上昇があった場合、
100万円の銀行口座に預けていたお金の価値は98万円になる
という悲しいことが起こります。
物価上昇率 2%の根拠
先ほど、物価上昇を仮に2%に設定しましたが、根拠はこの発言です。
日本銀行は物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率で2%とする。
by 日本銀行 黒田総裁 2013年1月22日
この発言を契機に、これまで物価上昇率の目標を1%から2%に引き上げました。
では、その結果どうなったのでしょうか?
以下のデータは国際通貨基金(IMF)から取得したデータです。
2013年の発言以降、物価上昇率は目標の2%を達成していません。(2014年を除く)
なぜ、2014年を除くかと言うと、その年は消費税が5% → 8%に上がった年で、
その消費税増税分が含まれているからです。
物価上昇率は2%を目指しているが、実際は0%~1%程度
2%は言い過ぎました。すいません。
でも、ここ数年は0%~1%程度の物価上昇率です。
デフレの場合、紙幣価値は上がる
ここはさらっと流しますが、デフレの場合は紙幣価値が上がります。
1個1,000円で買えるリンゴがあって、物価上昇が-2%の場合、
980円で買えちゃいます。
元々のリンゴの値段(1,000円) × 物価上昇率(-2%) = 980円
2009年にリーマンショックがあり、大不況に陥ったんですが、
その時にデフレになっちゃったんですよね。
インフレ・デフレ時の資産形成術
では、最後にインフレ・デフレ時の資産形成術についてお伝えします。
インフレ時は物価上昇に合わせて価格が上昇する商品に投資するのがおすすめです。
インフレ時におすすめの資産
- 株式投資
- 不動産投資
- 金(ゴールド)
このあたりですね。
デブレ時は物価下落に合わせて、投資せずにお金を持っておくのがおすすめです。
デフレ時におすすめの資産
- 現金
- 預貯金
- 債権
では、この記事のまとめです。
まとめ
- 1年後の1,000円は現在の1,000円と同価値ではない
- 日本銀行は2013年に物価上昇目標2%を掲げ、インフレを目指している
- インフレ時は「モノ」の価値が高まるので投資がおすすめ
- デフレ時は「お金の」価値が高まるので投資は控える
以上です。